動物にまつわる日常のお悩みQ&A

■Q1家族同然に暮らしているペット、自分が死んだ後が心配です。
■Q2家族同然に暮らしているペットに自分の遺産を遺したい。

いまや共に暮らすペットは、単なる愛玩動物から家族とも呼べる存在に変化してきています。そのような状況の中でこのようなお悩み、希望をもたれる方は少なくないでしょう。こういったときは、遺言書を活用しましょう。ただし日本の法律では動物宛の遺言書(例:犬のポチに遺産の全てを譲る)は認められていません。ですからこのような場合は、信頼できる人間宛に負担付遺贈や条件付遺贈といった手法で遺言書を残す方法があります。詳しくはお問合せください。

■Q3ペットが交通事故に遭った
日本の法律では、原則的に動物は「物」と同じという考え方です。ですから少し前までは、ペットは物であるという考え方の基、治療費や慰謝料といったものが認められなかった傾向にありました。しかし近年、日本でも動物愛護法の成立なども後押しして、ペットも人間の暮らしの中でかけがえの無い存在であるという考え方が浸透しつつあります。そういった状況から状況に応じて治療費や慰謝料といったものも徐々に認められてきています。詳しくはお問合せください。

■Q4ペットが他人に危害を加えた。
普段心を通わせているペットも時には飼い主の言うことを聞かなくなったりすることがあります。その結果他人に損害を与えてしまったという事案もよくあります。そのような場合は、まずは誠実に相手に謝罪すること、そしてどのような状況で損害を与えてしまったのかを十分に確認(ペットが一方的に損害を与えたのか、相手にも原因があったのか等)し、どのような対応をすべきかを相手と真摯に話し合うことが求められます。最近ではペット保険にこういったことへの損害補償のついたものもあるようです。日ごろから備えておくことも必要かもしれません。

■Q5マンションで動物飼育が野放し状態になっている。
いま暮らしているマンションがペットの声や匂いでひどい状態になっている、といったお悩みをもたれる方はたくさんいらっしゃるようです。まず、そもそもそのマンションはペットの飼育がOKなのかNGなのかを確認しましょう。NGの場合は論外ですから、管理組合や管理会社へ対応を依頼すべきです。OK又は決まっていない場合は、ペット飼育の規約を確認しましょう。規約が無ければまずはそれを作るところから始めるべきです。詳しくはお問合せください。

■Q6ペットを購入したが病気を持っていた。
購入したペットは何か、どういった条件で購入したのか、発症した病気はなにか、購入してから発症までの期間はどのくらいか、、購入したペットショップの対応はどうか、などさまざまな条件によって対応も異なります。詳しくはお問合せください。

■Q7近所にノラ猫がかわいそうだから餌を与えている。
人情として、おなかをすかしている動物に餌を与えたくなるのは当然だと思います。しかし注意してください、餌を与えることが常態化すると、その猫(犬も同じです)を飼っているとみなされる場合があります。つまりその猫(あるいは犬)が他人に損害を与えた場合など責任をとらなければならなくなる場合があります。

身近なペット・動物にまつわるお悩み事は尽きません。また、そういったお悩み事は対象が「動物」であることから解決が非常に難しいのが特徴です。そういったことになる前の予防措置が非常に大事なことであることは言うまでも無く、実際にお悩み事を抱えてしまったときも自分ひとりで考えるのではなく、お気軽にご相談下さい。解決に向けての第一歩が踏み出せるかもしれません。

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尾上拓郎行政書士事務所

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